8月もお盆前に萌黄のつどいを開催します。
今回はかねてアイディアの出ていました「コモンシェアハウス交流会」を秋以降に開催することについて、飲みつつ食べつつしながら、楽しいアイディアをみんなで出していきたいと思います。

と き:8月5日(金)19:30~
ところ:吉田屋料理店(中京・丸太町御幸町下ル)
    Tel/Fax: 075-213-2737
ご案内:http://craft.kyoto-np.co.jp/osusume/yoshidaya.html

注 意:事前にメールにて参加表明をお願いします。
 萌黄企画では、京都や各地で1990年代以降に増えてきた、「一軒の家や一部屋をシェアしつつ、その場所を社会に開いている」形態の住まい方、活動のあり方に可能性を感じて、これを「コモンシェアハウス」と呼んでいます。これを皆さんにどういう風に紹介しようかと迷ったのですが、あるメンバーが書いたメールの一部を紹介してみようと思います。


コモンシェアハウスの定義
1.一定の場所(部屋、家屋、ビル、空地など)をシェアして居住している、あるいは共同管理している。
2.その場所をプライベートな場だけではなく、社会に開かれた場として「も」使っている。

★「コモンシェアハウス」の可能性
もともと京都では1990年代からルーム(ハウス)シェアがブームになっていて、古い町家や民家、下宿屋だったら、なおさらありがたがられたりしてきたものですが、それに加えて、古い町家・民家の「店間」の構造を利用してシェアハウスを外に開く、つまり、カフェやフリマやショップ、あるいは市民運動や単なるダベリの場としてレギュラー/イレギュラーにシェアハウスを外に「開いて」るパターンですね。

最近、僕はこういう種の家を「コモンシェアハウス」と勝手に呼んでますが、京都でも無数にあるであろうこの形態の家、意外と相互に交流や連絡もないし、ましてや、あれだけ盛んな「町家再生/活用」関係者には知られてないんです。そんな話を、先日から京都近辺の「コモンシェアハウス」関係者やらとしていて、相互にゆる~くつながったら、結構面白いしバリエーションが出るんやないかと考えてます。

やっぱり社会運動って、まったりした「たまり場」的な所が必要な「生き物」で、こういうコモンシェアハウスって、まさにそのために欠かせない場所なんじゃないかと。また、一つのなじみ場所に集うのもいいけど、時々違うタイプの場所を行き来しながら、違うタイプの人たちとだべってみるのも面白いし、そこから発見がある気もします。

そんなわけで、萌黄としてかどうかは分からないのですが、この「コモンシェアハウス」に関わってる/関わりたい人たちの交流会をどこかでやってみたいなぁ、なんて思ってます。もちろん、会場はどこかの「コモンシェアハウス」で(笑)

★萌黄=現代社会のノマド(遊牧民)論
最近になって、必要に迫られて公共哲学系の文献を漁ってますが、その中で、イタリアの社会学者メルッチの有名な「現代社会のノマド」論を、改めて振り返ってみて、「おぅ、これって萌黄っぽいやん」なんて思ってます。

水面上に現れる個別具体的な「運動」「組織」「活動」ってのは表現方法に過ぎず、それぞれの人たちは自分の魂の赴くままに、自由な存在でいることを欲している、でも、ライフスタイルだとか意識、価値観、志向など「水面下」の個性の部分では、お互いに何か共感を感じていて、具体的な活動は違っても一緒にいて心地いいって奴ですね。だから、組織や運動で縛ってもまったく意味がないし、個人を捕捉することすらできない、じゃあ、みんながつながるにはどっから入ろうか、って話になるわけですが。

でも、こういう「現代社会のノマド」たちがつながるには、まさに前述のコモンシェアハウス的なところって、心地がいいんですよね。あるいは「石垣★カフェ」のようなスクウォッターみたいな縛らない場所、ちょっとアナーキーなところって、一番羽を伸ばせる気がします。だから、萌黄はこれからもそういうノリを大事にしたいなと思います。
7月も萌黄のつどいを開催します。
お酒飲んでばっかり、みたいなイメージもあるようですが(?)、
実際は中身のある話「も」してますので、気兼ねなくお越しください。
みなさん、ぜひ事前に参加表明して、ご予定に入れておいてください。

と き:7月15日(金)19:30~
ところ:吉田屋料理店(中京・丸太町御幸町下ル)
    Tel/Fax: 075-213-2737
ご案内:http://craft.kyoto-np.co.jp/osusume/yoshidaya.html

注 意:事前にメールにて参加表明をお願いします。
5月に引き続き、萌黄のつどいを開催します。
みなさん、ぜひ参加表明してご予定に入れておいてください。

と き:6月23日(木)19:30~
ところ:吉田屋料理店(中京・丸太町御幸町下ル)
    Tel/Fax: 075-213-2737
注 意:事前にメールにて参加表明をお願いします。
ゴハンでも食べながら、みんなで語り合う会をします。
お互いの近況報告から、最近ギモンに思っていることまで、
いろいろ出し合い語り合って、これからにつなげていきましょう。

と き:5月11日(水)19:30~
ところ:吉田屋料理店(中京・丸太町御幸町下ル)
    Tel/Fax: 075-213-2737
注 意:事前にメールにて参加表明をお願いします。
と き:4月10日(日)午後1時~午後5時ごろ
ところ:京都府国際センター・会議室A(JR京都駅ビル9F)
http://www.kpic.or.jp/
交 通:JR京都駅西口改札(跨線橋上)より南北自由通路を経て、伊勢丹2F入り口左脇のエレベーターで9Fへ。

再び萌黄の面々で集まりを持つことにしました。
今後、どんなことをしていこうか自由に話したいと思います。
萌黄之座、萌黄之音の企画を進めたメンバーだけに限らず、
両イベントに参加してくれた方や萌黄企画に関心のある方、
ぜひぜひお越し下さいませ。
満員御礼!!
2/10に開催しましたライブイベント「萌黄之音」は、
予想を上回る80名以上ものみなさんに参加いただき、
会場が一体となって音楽を感じられるいいライブになりました。
参加されたアーティストのみなさん、スタッフのみなさん、
そして、すべての参加者のみなさんに感謝申し上げます!!
この勢いをこれからにつなげていきたいですね。

【参考】開催内容
日 程:2005年2月10日(木)
時 間:開場18:30/開演19:00
参加費:2500円(前売・当日とも/1ドリンク付)
場 所:カフェ・アンデパンダン
(京都市中京区三条御幸町南東角1928ビル地下1階)

http://www.cafe-independants.com/map.html

出 演:山口 洋(HEATWAVE)
    勝野タカシ(シンガーソングライター)
    吉田 一平(弾き語りパンクロッカー)
    足田メロウ(画家)&豊原エス(詩人)
    THIS(アコースティック即興デュオ)ほか
萌黄企画のイベント第一弾、
萌黄之座(2/5~6)が盛況のうちに無事終了しました。

 5日(土)午後のトークセッションでは、韓国の民主化後世代の政治や運動のスタイルが、スピーカーの孫明修(そん・みょんす)さんの関西人を彷彿とさせる話術で生き生きと紹介され、定員60人の会場を埋めた70人以上の参加者にとても強い印象を残していました。
 もうお二人のスピーカー、佐久間智子さん、稲村和美さんからも、厳しい現実に「肚を据える」覚悟が必要だというシャープな指摘の中にも、みんなを元気づける言葉がちりばめられていて、学生を中心とした参加者にとっては勇気の出る話だったのではないでしょうか。
 オーストラリア、ネパール、モンゴル、韓国からの参加者による、各国の若者の政治状況に関する発言も内容の濃いもので、貴重な機会でした。

 引き続き、5日(土)夜~6日(日)朝のギャザリングにも30人あまりの人たちが引き続き参加、それぞれの思いを抱えながらも、政治や運動の現場で悶々としてきた課題や問いかけを、一気にぶちまけたような内容の濃い会になりました。
 政治や運動が、ネオリベラリズムの厳しい現実に直面して、立場や考え方の違う当事者が「対話不能」になっている現実に厳しい問題意識を持って、それをどういうふうに克服するか、それぞれの立場で真摯に語り明かされたように思います。
 ともすると、現実から遊離した議論になるのではないか、という指摘もなされましたが、今回の語り合いで得たものを、躊躇なく日々の活動に投げかけてみて、良きにつけ悪しきにつけその「レスポンス」を、また「ともに考える場」に投げかけて欲しいと思っています。

 ここではお名前は個別に挙げませんが、萌黄之座に何らかの形で関わった全てのみなさんに感謝を申し上げます。また、この記事に引き続いてコメントをプラスしていってくだされば幸いです。

ありがとうございました!!